タイトルは“ミネルバのフクロウ”。意味は知っておるな。英語で書く方が分かり易いか…。　The owl of Minerva first begins her flight with the onset of dusk.
　ローマ神話の女神ミネルバは、技術や戦の神であり知性の擬人化と見做されていた。梟はこの女神に飼われておる聖鳥。一つの文明、一つの時代が終わる黄昏時に、ミネルバは梟を飛ばした。それまでの時代がどういう世界であったのか、どうして終わってしまったのか、梟の大きな目で見させて総括させた。そして、その時代はこういう時代だったから、次の時代はこういうふうに備えようと、梟の総括を活かしていた。
　女神の“超精密情報収集鳥”のことは措こう。差し当たりの問題は、税金放送屋のニセ情報に頼るしかない三等平民は、ドーすりゃあエエのかとユーこと蛇ロー。
　「うちのサイトに来なさい。安い費用で最高の情報をお送りします」蛇とォ。「うちの信者になりんサイ。安いお布施で、情報よりも心の平穏が得られますよ」。　オシマイ』