otaktm9のブログ

傘寿真近の大ジジイの日常

(23) 2022 NOV.04 コミックソング【バカ】

 酒を嗜むとき思い出す歌がある。
 チョイNETを引用。『酋長の娘 わたしのラバさん』。ミクロネシアに移住した日本人の実話に基づく昭和のコミックソング。「わたしのラバさん」が歌い出しの『酋長の娘』は、(昭和5年)にレコード発売された昭和のコミックソング。「ラバさん」とは、英語の「Lover ラバー」が語源であり、恋人・愛人などを意味する。歌詞は単純で、二行の詩の繰り返し。歌詞の一例:
一、わたしのラバさん 酋長の娘 色は黒いが 南洋じゃ美人
二、赤道直下 マーシャル群島 ヤシの木陰で テクテク踊る
三、踊れ踊れ どぶろくのんで 明日は嬉しい 首の祭り
四、踊れ踊れ 踊らぬものに 誰がお嫁に 行くものか
五、昨日浜で見た 酋長の娘 今日はバナナの 木陰で眠る
 昭和5年のはやり歌を、18年生まれの私が知っているというのは、TVなどのない時代、みんなが唯一の娯楽だったラジオに噛り付いていた、ということだろうか…。詩の紹介記事が楽しいので紙幅を気にせず、もう少し紹介してミッカ…。
 モチーフとなった人物について:『酋長の娘』のモチーフとなったのは、1892年(明治25年)にミクロネシアのチューク諸島(トラック島)に移住した貿易商社マンの森小弁(もり・こべん/1869-1945)。出身は高知県。現地民との親睦を深めるため、イライス村の酋長マヌッピスの長女のイザベルと結婚した。のちに小弁がイライス村の酋長を小弁が引き継いでいる。
 現地は当時スペイン領であり、キリスト教がすでに普及していた。妻イザベルはミッションスクール出身の美人インテリ女性であったようで、夫婦喧嘩もなく、夫を立てる武士の妻のような良妻賢母だったという。

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